Claude Code /

v2.1.84

3 ハイライト
12 機能追加
3 MCP・ツール連携
6 パフォーマンス改善
16 バグ修正
1 VSCode 拡張機能

ハイライト

Windows で PowerShell ツールがオプトイン提供

Windows ユーザー向けに PowerShell ツールがプレビュー機能として追加された。これまで Windows 環境では Bash ツールの代替として WSL やシェルの設定が必要なケースがあったが、PowerShell ネイティブでコマンド実行できるようになる。有効化は公式ドキュメント(https://code.claude.com/docs/en/tools-reference#powershell-tool)に記載の手順で行う

MCP 有効時もシステムプロンプトキャッシュが機能するように

ToolSearch が有効なセッション、および MCP ツールを設定しているユーザー向けに、グローバルシステムプロンプトキャッシュが正しく動作するようになった。これまでこれらの構成ではキャッシュが無効化されていたため、ロングセッションでのトークンコストが増えやすかった。特に MCP サーバーを複数設定している環境で恩恵を受けやすい

MCPサーバーの説明文が自動的に 2KB に制限される

OpenAPI から自動生成された MCP サーバーなど、ツール説明文が長大になりがちなケースで、コンテキストが無駄に圧迫される問題があった。今回からツール説明文とサーバーインストラクションは 2KB に上限が設けられ、モデルに渡されるコンテキストが過剰に膨らまなくなる

機能追加

  • TaskCreated フック追加。TaskCreate でタスクが生成されたタイミングで発火する
  • WorktreeCreate フックで type: "http" をサポート。レスポンス JSON の hookSpecificOutput.worktreePath で作成されたワークツリーパスを返せるように
  • チーム・Enterprise 管理者向けに allowedChannelPlugins マネージド設定を追加。チャネルプラグインの許可リストを定義できる
  • ANTHROPIC_DEFAULT_{OPUS,SONNET,HAIKU}_MODEL_SUPPORTS 環境変数を追加。Bedrock・Vertex・Foundry などの 3rd-party 環境でピン止めしたモデルの effort/thinking 能力検出をオーバーライドできる。_MODEL_NAME_DESCRIPTION/model ピッカーの表示ラベルもカスタマイズ可能
  • CLAUDE_STREAM_IDLE_TIMEOUT_MS 環境変数を追加。ストリーミングのアイドルウォッチドッグのしきい値を設定できる(デフォルト 90 秒)
  • x-client-request-id ヘッダーを API リクエストに追加。タイムアウトのデバッグに活用できる
  • ディープリンク(claude-cli://)が検出順ではなく、ユーザーの設定した優先ターミナルで開くように変更
  • インタラクティブプロンプトでスタックしているように見えるバックグラウンド bash タスクに、約 45 秒後に通知を表示するように
  • トークン数が 100 万以上の場合、「1512.6k」ではなく「1.5m」形式で表示するように変更
  • 現在の認証設定で使用できないスラッシュコマンド(/voice/mobile/chrome/upgrade など)を非表示に変更。これまでは表示されていたが選択できない状態だった

75 分以上のセッション再開時に /clear を促すプロンプト

長時間離席後にセッションに戻った際、75 分以上経過していると /clear を提案するプロンプトが表示されるようになった。古いコンテキストが残ったまま再開するとトークンの無駄な再キャッシュが発生するため、それを防ぐためのガイドとして機能する

Rules・Skills の paths: フロントマターで YAML リスト指定が可能に

これまで paths: に指定できるのは単一の glob パターンのみだったが、YAML リスト形式で複数の glob を指定できるようになった。特定のディレクトリ配下とルートのファイルを同時にスコープするなど、より柔軟なルール設計が可能になる

MCP・ツール連携

  • MCP ツール説明文とサーバーインストラクションを 2KB に上限設定(ハイライト参照)
  • claude "プロンプト" の起動時、MCP サーバーの接続完了を待たずに REPL を即座に表示するように改善。以前はサーバー接続まで画面が空白だった

ローカル設定が claude.ai コネクタに優先されるよう重複解消

MCP サーバーがローカル設定と claude.ai コネクタの両方で設定されている場合、これまでは重複した状態になっていた。今回からローカルの設定が優先され、自動的に重複が解消される。Slack や Gmail などの claude.ai コネクタと同名のサーバーをローカルで独自設定している場合は動作が変わる可能性がある

パフォーマンス改善

  • インタラクティブ起動を約 30ms 高速化。setup() をスラッシュコマンドとエージェント読み込みと並列実行するように
  • グローバルシステムプロンプトキャッシュが ToolSearch と MCP ツール設定時にも動作するように修正(ハイライト参照)
  • p90 プロンプトキャッシュ率を改善
  • 長いセッションでのスクロール先頭リセットをコンパクションやグルーピング変更から切り離し、不要なリセットを削減
  • アニメーションされたツール進捗がビューポート外にスクロールした際のターミナルちらつきを軽減
  • partial clone リポジトリ(Scalar/GVFS)での起動時に大量の blob ダウンロードが発生する問題を修正。起動パフォーマンスが改善

バグ修正

  • ボイスのプッシュトゥトーク: キーを押したままにしてもテキスト入力に文字が漏れなくなり、トランスクリプトが正しい位置に挿入されるように修正
  • フッターアイテムにフォーカスがあるときに上下矢印キーが反応しない問題を修正
  • 複数行入力での Ctrl+U(行頭まで削除)が行境界でのみ機能しなかった問題を修正。繰り返し押すことで複数行をまたいで削除できるように
  • デフォルトコードバインドを null で解除(例: "ctrl+x ctrl+k": null)してもコードウェイトモードに入ってしまう問題を修正
  • マウスイベントがトランスクリプト検索入力に「mouse」というリテラルテキストを挿入する問題を修正
  • --json-schema を使用している外部セッションのサブエージェントが API 400 エラーで失敗する問題を修正
  • 一部のターミナルでユーザーメッセージバブル内の特定の絵文字の背景色が欠ける問題を修正
  • Edit(.claude) 許可ルールがあるユーザーで「このセッション中に Claude が設定を編集する」許可オプションが保持されない問題を修正
  • 大きな編集ファイルの添付スニペット生成時にハングする問題を修正
  • MCP サーバー再接続時のツール・リソースキャッシュリークを修正
  • ネイティブターミナルカーソルがテキスト入力キャレットを追従しない問題を修正。CJK(日本語・中国語・韓国語)の IME コンポジションがインラインで正しくレンダリングされ、スクリーンリーダーも入力位置を追跡できるように
  • macOS でキーチェーンの一時的な読み取り失敗による「ログインしていません」エラーが散発する問題を修正
  • 起動時のレースコンディションでコアツールが遅延登録されると Edit/Write が InputValidationError で失敗する問題を修正
  • Windows ドライブルート(C:\C:\Windows など)の危険な削除の検出を改善
  • Remote Control でブロックされた際に汎用メッセージではなく具体的な理由を表示するように改善
  • #123 形式の単独 Issue 参照が自動リンク化されなくなった。owner/repo#123 形式のみリンクになる

VSCode 拡張機能

レート制限の警告バナーを追加

使用率とリセット時間を示す警告バナーが追加された。レート制限に近づいていることを事前に把握でき、長時間の作業中に突然制限に引っかかるリスクを低減できる